概念(がいねん)「concept」の意味について
この言葉は理解しにくい言葉の代表格だ。
ここで完全に使えるようになってしまおう。
概念の意味
概念とはどういう意味だろう?
よく使われる具体例として、「時間」「空間」「生物」「長さ」「重さ」「文学」
などがある。
「時間」は概念だ
「空間」も概念だ
「生物」も概念だ
(概=大体、おおよそ 念=思い、注意)
概念とはつまり
「それはおおよそこういうものだよ」
「大体こういう意味なんだよ」
という説明ができるもの。
だけど100人中100人が納得できる説明はできないものだよ。
ということだ。
「時間」「空間」「生物」などがそう。
よくディベートのテーマになりそうなものだ。
「時間」とは何か?と聞かれても確実にこういうものだ!と断言できる人はいない。
だから「時間」は概念だ。
「空間」とは何か?と聞かれても確実にこういうものだ!と言い切れる人はいない。
だから「空間」は概念だ。
「生物」とは何か?と聞かれて・・・(以下略)
確実にこういうものだと断言できないが、その言葉を聞いて理解できるもの、
自分もきちんとは知らないが、言葉を聞けばそれが理解できるもの、
「とても抽象的だけど、意味は分かる」くらいの理解が自分でできるもの。
それが概念だ。
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ここで辞書的な説明をしてみよう。概念とは
物事に関する一般的な考え方
物事に対する大まかな意味
いきなりこんな説明をされても理解できなかっただろう。しかしある程度のイメージはできるようになったのではないだろうか?
もっと言うと人間がものを考えるときに理解しやすいように、考えるものがあまりにも大きかった時にそれを一言で無理やり言い表したものだということ。
既成概念について
時間、空間、生物などの言葉、
これらは目に見えないもの、あるいは何か複雑なものにそう言った名前を付けることで人に伝わりやすくしようという試みから生まれた。
特に広く浸透している考え方、言葉には「既成概念(きせいがいねん)」という名前が付けられている。
多くの人が了解している言葉や約束事のことだ。
たとえば先ほどの「時間 空間 生物」に加え
「お金」「病気」などがある。
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