大学には行ったほうがいいのだろうか?
高校を卒業した後の進路を考えた時に、
特に何もやりたいことが見つからず、
みんなが行くと言っているから行くという人もいると思う。
今回は、大学に行くことで得られるメリットや
デメリットについて考えてみようと思う。
大学に行くメリット
大学に行くメリットはまず就職がしやすく、
新卒で入っても給料が比較的多くもらえることが
挙げられる。
中学を卒業して8年ほど働いている人よりも、
大学を卒業して数ヶ月働いただけで昇進し、
中卒の人の給料を追い抜いてしまったという話も聞く。
入社してしまえば学歴は関係なくなるが、
大学に行っている人は、自分と同じような
学力、能力の人をたくさん見てきている。
それによって、高い次元で自分の力を発揮することに
慣れているから、仕事をするときでも効率よくできたり、
周りとのコミュニケーションも上手にできる事がある。
単純に大学に行っているから優遇されているのではなく、
自分の能力をうまく使いこなせるから昇進も早く、
高い給料をもらうことができる。
それに嫉妬する人もいるが、大学に行ったということは、
入学試験をパスしているということで、人並み以上の
努力をしているという事実がある。
生まれた環境によって、勉強できなかった人もいるかも
しれないが、そういう人をのぞいて、無条件に努力できる
という保証が付いている。
入社試験の時に、学歴は関係ないという会社があるが、
採用してみたら高学歴の人ばかりだったという話は
聞いたことがあるかもしれない。
そのくらい、大学に行くのと行かないのとでは能力に
差がでてきてしまう。
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就職の幅が広がる
大学を卒業すれば、とてつもなく広い範囲で就職が可能になる。
理系を選ぼうが文系を選ぼうが高校や中学を卒業した人よりも
勉強する範囲が広くなるので、自然と自分にあった仕事を見つけやすくなる。
何よりも4年間という時間は、自分を研鑽するのには十分すぎる時間だ。
その間になにか特技を身につけたり、その後の人生で活かせる
一生もののスキルを学んだりする時間が確保できる。
「考える時間」を確保するために大学に行くことを
選ぶ人が多いのも事実だ。
自分にはやりたいことがない、
生きがいが見いだせないという人は
大学に行くことをおすすめする。
本当に予想していなかったような方向に
人生が動き始めるからだ。
そこから具体的な就職先を見つけ、いきいきと
毎日を過ごしている学生をたくさん見てきた。
こういった人たちは大学に来て本当に正解だったと思う。
生涯賃金についても、大卒と高卒では平均で
数千万円ほどの差が出るという報告もある。
これは生活の水準に大きく関わってくるもので、
時間を売ってお金を稼いでいるのであれば、
大変な損失になると考えていい。
大学に通えば、4年間ほど自由に使える時間も増え、
さらに給料も高くなる。
大学に行くデメリット
大学に行くことで損をするのはどんなときだろう?
まず、高額な授業料が考えられる。
国公立大学で年間約57万円
私立大学では大学によって差があるが、
国公立よりもはるかに高い。
私立の医学部では初年度に1000万円近い
授業料を払わなければならないことがある。
卒業する頃には家が建てられるともいわれている。
奨学金を借りていく方法もあるが、
その後何十年かかけて返済していかなければならない。
余裕のない人は毎日アルバイトをしながら
生活費や授業料を払っていかなくてはいけない。
自由に使える時間が限られてくるのも事実。
これらの要因はそれほど損ではないかもしれない。
余計に年をとる
大学を卒業してから就職すると、
高卒の人よりも約4年間働いている時間が短い。
それに、大学で遊んでばかりいれば、単位も落とすし
留年をしてさらに就職の時期が遅れることもある。
能力もそんなに伸びない。
留年は就職にも少なからず影響をあたえるので、
思ったような企業に内定をもらうのが難しくなる。
そうなってくると生涯賃金にあまり差はなくなってくる。
会社側からしても、能力が同じであれば
若い方を採用したほうが長く働いてくれるし、
飲み込みも早いぶん利益になる。
遊んでばかりだと、英語の能力が特に落ちてしまう。
◯◯大学卒という肩書はついてくるかもしれない。
けれども能力が伴っていなければ、「大学を出たのに
能力のない人」と思われ、昇進の機会を
逃すことになる。
自分から求めて学ぶ姿勢ができていないと
時間を有効に使えない場合が出てくるので、
こうした姿勢ができていないと、有意義な
学生生活が送りにくくなる。