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「主観的」 とか 「客観的」 という言葉を耳にしたことがあるかと思います。

 

これって具体的にどういう意味なのでしょうか?よく目にする表現は

客観的な事実」 「主観で物を言ってはいけない」

などです。

 

主観とはなんだろう?客観的とはどんな状態だろう?

さっそく「主観」から意味を見て行きましょう!

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「主観」の意味


主観とは、


「自分から見たらこう見える!だから自分はこう言うんだ!」


という気持ちから出てくる「意見」です。


あなたが「見たものをそのまま表現する」ということです。


 

「あの崖は高い」 「あの人はわがままだ」


(あなた)からみたらこう(み)える


ということ。


 

あなたがこう質問されたとしましょう。


「勉強が出来る人ってどんな人なの?」


 

あなたなりに考えますよね?


そしてこう答えたとします。


 

「習ったことはすぐに覚えられて、成績がいい人」


これがあなたの「意見」です。「主観的な意見」です。


 

「自分はこう思っている」


なので、他の人の意見は全く入ってきていない状態です。


 

まとめると


主観とは、自分のものの見方考え方意見のこと


自分の感情がそれらのほとんどを占めています。


(「感情論」という言葉がありますが、あれは主観の塊ということです。)


「客観」の意味


客観は主観とは逆です。


「あなた以外」からみたらどうなのか?ということを大事にしています。


 

先ほどの主観の例を見てみましょう。


「あの崖は高い」 「あの人はわがままだ」


これは自分から見たらそうですが、他の人から見たらどうでしょうか?


 

「あの崖は高い」


登山家などの山のスペシャリストからみたらそうでもないかもしれません。


 

「あの人はわがままだ」


その人のことをよく知る人や、心理学者から見たら、


実はいい人なんだ、と思われているかもしれません。


 

つまり、


客観とは、「他の人から見たらこう観(み)える」ということ。


(客とは自分以外、お客さん、その他の人という意味です。)


 

一緒に、「客観的な事実」についても見て行きましょう。


これは、「自分から観ても、他の人から観ても絶対にこう観える!」


という意味です。


 

ここに15cmのメモリがついた定規があります。


あなたから見たら15cmに見えます。


当然他の人にも15cmの定規に見えます。


誰がどう見ても15cmの定規です。


 

このとき、「この定規は15cmの定規だ!」


という意見は「客観的な事実」になります。


自分から見ても、他の人から見てもそう見えるからです。


 

ほかにも 「太陽は丸い」 「日本の夏は熱い」 「北極は寒い」


これらも「客観的な事実」です。


自分の感情は入っていないし、入っていたとしても全員が


そう思っているので「客観的」になります。


 

そうすると以下の様な表現が理解できるようになります。


「コミュニケーション力というものには客観的な基準がない」


コミュニケーション力とはこういうものだ!と言うことはできないからです。


できたとしても意見が沢山出てきて収集がつかなくなります。


これはつまり主観ということになります。


 

また、主観の出し過ぎは争いの原因にもなります。


「この考え方はおかしい!」


「自分はこう考えているのに、なぜ採用されないんだ!」


「あの人は絶対に間違っている!」


 

すべて主観でものを言っています。


こうなってしまうと視野が狭くなり、非常に危険です。


 

客観的にするには


1. データを集める


2. 広く普及している考え方を示す


などの手順を踏んで意見を出すようにすれば、スムーズに


話が進むようになります。


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