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「上げる」と「挙げる」

どちらも「あげる」と読むこれらの表現。

 

「上に移動させる」というだけの意味ではないのでしょうか?

 

ここでイメージの仕方をしっかりと理解すれば、表現力に幅が出てくることでしょう。

早速意味の違いを見ていきましょう!

「上げる」のイメージ


上げるを使うのは


もともと下にあること」が前提となります。


 

辞書によると、上げるとは


ある物を低いところから高いところに移動させること


とあります。


 

ダンベルを上げる、物を棚の上に上げる、手を上げる


などの使い方がそうです。


 

もともと下に敷いてあるものを片付けるときは、


「布団を上げる」「カーペットを上げる」


などといいます。


 

単純に物を下から上に移動させるときに「上げる」


は使います。


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「挙げる」のイメージ


「挙げる」の最終目標とは


「目立たせること」だと覚えておきましょう。


 

挙げるという表現を使う場合、それは人の目をこちらに向けたいとき


または人が思わず振り向いてしまうような成果を得たときに使います。


 

例を見てみましょう。


「例を挙げて解説する」


「次期社長に〇〇さんの名前を挙げる


 

以上が目立たせることが目的の使い方です。


「下にあるものを上に移動させる」のとは明らかに違います。


 

大きな成果を得たときは


「ノーベル賞受賞という成果を挙げる


という使い方をします。


 

また、組織ぐるみで物事に関わる場合も「挙げる」を使います。


「国を挙げて協力する」「学校を挙げてボランティア活動をする」


「体中の全細胞を挙げて高揚している」などです。


 

少しごちゃごちゃしてきたので、


使い分け方とまとめを見てみましょう。


使い分け方とまとめ


事実を説明するだけの場合と、


認めてほしい思いからくる使い分け方はこうです。


 

「成果が上がりました」  ←事実


「社長!こういった成果が挙がりました!」 ←認めてほしい


 

事実を伝えるだけなら「上げる」


人の目を引きたいなら「挙げる」


を使いましょう。


 

共通した使われ方


「上げる」も「挙げる」も共通して使われる場合があります。


それは「物事に全力で取り組む場合」です。


・全力を上げる


・全力を挙げる


 

この場合、どちらも同じ意味になります。


 

体の一部を動かすときも両方が使われます。


しかし、こちらは意味が異なります。


イメージの違いを見てみましょう。


・手を上げる ← ただの動作


・手を挙げる ← 明確な意思を持って上げた


 

では最後に意味のまとめをしましょう。


上げる

・もともと下にあるものを上に移動させるときに使う

・単純な移動を表す場合に使う


挙げる

・目立たせるために上に移動させる場合に使う

・組織ぐるみで関わる場合に使う


共通点

・体の一部を動かすときは「上げる」「挙げる」両方使う

・物事に全力で取り組む場合にも両方使う


お疲れ様でした。