家族がインフルエンザにかかってしまうと、
その家族が看病する事が多いかと思います。
その際に気をつけなければいけないのが、インフルエンザの感染力!
看病している側が感染してしまっては共倒れになってしまいます。
なので、
感染力はどのくらいか?
マスクで感染は防げるのか?
どんな方法で感染を防げばいいか?
感染した場合の潜伏期間
などを知っておく必要があります。
目次
❏インフルエンザの感染力
どのくらい感染力があるのか?
マスクで感染は予防できるか?
風邪との感染力の違い
❏インフルエンザのピークの時期はいつか?
❏潜伏期間
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インフルエンザの感染力
インフルエンザの感染力はどのぐらいなのでしょうか?
強いか弱いかで言えば「かなり強い」です。
なぜ感染力が強いのか?
気をつけるべきところを見て行きましょう。
【どのくらい感染力があるのか?】
インフルエンザウイルスというと、主に
A型、B型、C型のものを指します。
❏A型とB型、C型の違い
A型が一番感染力は高いです。
何が違うかというと、ウィルスの身体を構成しているタンパク質が
違います。それにより、A型には効くけどB型には効かないワクチンが
出てきます。
では、なぜA型が特に感染力が高いかというと、以下のようにまとめられます。
A型
❏感染してからウィルスが体内で強くなることがある
❏体の免疫が長く続かない(ウィルスが強いから)
❏ヒト以外にも感染する
❏鳥インフルエンザなどの新型インフルエンザはA型
B型はA型ほど大規模には流行しません。
B型
❏A型ほどウィルスが強くなく、体の免疫が長続きする
❏ヒトにだけ感染する
C型は
C型
❏乳幼児期に感染する人が多い
❏症状が現れない場合がある
❏別の病気として扱われる場合がある
❏ヒトにだけ感染する
以下、感染力に加えてこのような感染ルートがあります。
感染ルート
❏感染者の「鼻水、くしゃみ、つば」などの飛沫(ひまつ)
感染者のくしゃみなどにより飛んできた飛沫がそのまま目や鼻、口に入る場合です。
❏患者の咳、くしゃみ、つば吐き出しなどにより発生した飛沫を吸い込む経路
マスクをしていないと防げない感染経路です
❏ウイルスが付着した物を触るなど、握手のような直接的な接触により、
手を通じ口からウイルスが侵入する経路
アルコールの消毒薬などで対応
一番厄介なのは3番目の
ウイルスが付着した物や、握手のような直接的な接触により、手を通じ口からウイルスが侵入する経路
です。
自分だけが気をつけて消毒していても、
他の人も同じように消毒してくれないと効果が薄くなります。
自分の努力だけでは限界があるということも
感染力が高い理由でもあります。
その他、感染力を上げているもの
❏ドアノブなどに付着した飛沫の中のウィルスは数分間は生きている。
❏増殖力が強い
❏冷たく、乾燥した空気で長生きする
【マスクで感染は予防できるか?】
くしゃみなどで出された眼に見えないほど小さい飛沫の一粒だけで
感染することもあります。
マスクで防げるのは口から飛沫を吸収する経路のみ
マスクをしながら看病をしても、くしゃみで出た飛沫が
そのまま目に入ったら感染する確率が上がります。
1回のくしゃみで3万~5万もの飛沫が発生すると言われていますので、
近距離でくしゃみを浴びた場合は、口から入ってこなかったとしても
目や粘膜などから感染する可能性があります。
なので、看病する際は、患者に顔を近づけ過ぎるのは避けましょう。
【風邪との感染力の違い】
❏病原体が違う
❏インフルエンザウィルスは変性する(形が変わる)
予防まとめ
【感染者の近くにいても感染しない方法はあるか?】
看病をするときに大切な考え方です。絶対に守ってください。
❏予防接種を受けておくこと。
❏マスクは絶対にはずさない。
❏口移しは絶対にしない。
❏患者がいる部屋に入る前もそうですが、特に出るときに消毒をすること
考えられるものは以上です。
インフルエンザのピークの時期はいつか?
感染力が一番強い時期(ピーク)はいつか見ていきましょう。
【個人が感染した場合の他の人への感染力】
潜伏期間~熱が出始めた頃
ウィルスが増殖し始めた頃に、他の人に感染しやすくなります。
鼻水やくしゃみが出やすくなるのもその頃で、大量のウィルスに接触する機会が
最大になるのがその頃です。
熱がピークに達したら、そこからは感染力も弱まってきます。
熱が下がった後も、2~3日は他の人にうつす可能性があります、
症状が治まっても、2日ほどは自宅療養しましょう。
【時期的な感染力】
毎年1月中旬~2月にかけて流行のピークになると考えられています。
潜伏期間
ウィルスが体の中に入ってから2~3日後に症状が現れ始めることが多いです。
早い時は感染してから半日程度で症状が現れ始めます。
その他参考