夏目漱石は著書「坊っちゃん」を一週間足らずで書き上げた。
棋士、羽生善治さんは一手打つのに一時間以上考え続ける事ができる。
発明家アイザック・ニュートンは、
その分野の専門家でも読みこなすのが困難な内容の
500ページを超える著書「プリンキピア」を十八ヶ月で書き上げた。
食事を摂るのも忘れて没頭していたという。
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集中力を上げれば、上記の偉人たちのような偉業が達成可能になるのですが、
それには人並み以上の好奇心、達成欲など、様々な要素が必要になってきます。
いきなり偉人のような集中力を身につけるのは至難の業。
そこで今回は、
手軽にできる簡単な心理学を使った
集中力の高め方についてご紹介します。
集中力を続けるためのスイッチを作る
何か一つ、とてつもなく集中できることを探してください。
ゲームやマンガではなく、特に何の内容もない、
例えばヒーリング音楽を聞いている時だったり、
針の穴に糸を通すような細かい作業の方がいいでしょう。
単純作業であるほど効果が高いです。
集中力の上がる動作の例
・針の穴に糸を通す(黄色い紙や布の上で行うと通しやすい)
・ガムを噛む(大リーグの選手がよく噛んでいます)
・お茶を飲む
・貧乏ゆすり
・白い紙の上に小さい点を書いてじっと見つめる
(内容のあるのもを見たり聞いたりしながらだと、
その内容も思い出しかねないのでなるべく無意味な行為を選びます)
その作業をした後、左手の親指と小指を押し合わせます。(右手でもいいです。)
集中力がみなぎっている自分を強く思い出しながら押し合わせます。
それを繰り返して、指を押し合わせただけで集中力が
出てきたと感じられれば成功です。
できるようになるまで繰り返しましょう。
これは一流のスポーツ選手などが行っている方法と同じで、
「ある動作をすることで、その時の自分の感情、記憶を現在の自分に呼び起こす」
というものです。
イチロー選手が打席に立った時に必ず独特なあのポーズをとりますが、それと同じで、
決まった動作をすることで、絶好調の自分を思い出させているのです。
今回は「親指と小指を押し合わせる」ことで、
何かに集中していた頃の自分を思い出してみます。
集中したい!
と思った時に、とてつもなく集中していた自分を思い出す事ができれば、
勉強時間の短縮、効率UPにつなげることができます。
先ほど紹介した動作(左手の親指と小指を押し合わせる)ですが、
あれは自分が好きな動作で構いません。
あまり普段やらないような動作がいいでしょう。
「手のひらを開け閉めする」
だと、常日頃から不必要に集中してしまい、
神経がすり減ってしまう事があるかもしれません。
めったにそんなことは起こりませんが、
かなり効果のある方法なので、動作はなるべく慎重に選びましょう。