今回は、「服装」、「身だしなみ」が心に与える影響
第一印象について考えていきます。
それでは、「おしゃれ」と「身だしなみ」の違いは何でしょうか?
「おしゃれ」
格好(髪型、服装、体臭)が垢抜けていること「戯れ(ざれ)」
が由来となっている言葉で、遊びの要素が含まれています。
つまり「自分本位」な身なりのことです。
「身だしなみ」を整えるとは、
自分のことよりも相手側に不快感を与えないようにする、
「相手本位」の服装、言動のことを言います。
服装や髪型を整える「おしゃれ」の場合は自分が楽しむもの。
「身だしなみ」の場合は相手のことを考えた服装を選ぶ。
ということになります。
服装を整えると、少なからず気持ちが引き締まります。
これには、自分がその服装が似合う人物にならなければならない
という心の働きが少なからずあるからです。
他人に自分を見せるために自分自身を整えることができる。
という意味で、精神的な自立も感じられます。
では、人が服装や髪型が整っていない場合「おしゃれ」や
「身だしなみ」が出来ていない場合はどういう心理状態なのでしょうか?
いくつか考えられますが、
①面倒なだけ。
身だしなみを整えることには結構なエネルギーが必要になります。
が、化粧をしたり、髪型、服装を整えたりしたときの楽しさは
たいていの人が知っています。
しかし、長期間外出をしなかったり、普段着でいる生活が長引くと、
身なりに気をつけるのは億劫に感じるようになってしまいます。
もう一度習慣にしてしまいましょう。
②うつ病である場合
「気分が落ち込む、やる気、食欲がない、何もしたくない」などの症状から、
周囲や服装に気を配る余裕がなくなり、
身だしなみが整わなくなる場合が多いです。
また、身なりを整えるのがめんどくさい、
正装をする意味が分からないと言う方は少なくないはずです。
「なぜ自分が他人に合わせなきゃいけないのか」
と思う方もいるでしょう。
では、「相手本位」な身だしなみを整えることのメリットについて
考えてみましょう。
好感をもたれやすい
人は見た目でその人の印象をほとんど決めてしまっているといわれています。
第一印象が大事だと言うことを聞いたことがあるかと思います。
あとからその印象を覆すのは不可能ではないですが、
多大な労力を必要とすることは間違いありません。
それよりも、身だしなみを良くし、初めからいい印象を持ってもらったほうが
簡単に良好な人間関係が築けます。
服装に気を配るのが面倒だと言う方は、
「おしゃれ」と「身だしなみ」の違いをよく理解し、
自分のためではなく人のために、服装に気を使ってみようと考えてみれば、
今までよりももっと自分の服装に興味が持てるようになるのではないでしょうか?
sponsored link