乳児湿疹について
生まれて間もない赤ちゃんの体や顔にできる
赤いブツブツ。これを「乳児湿疹」と言います
原因は様々考えられますが、今回は
母乳が原因なのかどうかをはっきりさせ、
その他に原因として考えられるのものはあるのか、
自然に治そうと思ったらどのくらいかかるか、
薬を使った場合はどうか、を見ていきます
目次
・母乳が原因なのか
・いつまで続くのか
・特効薬はあるか
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母乳が原因なのか?
結論から言うと、母乳もかなり影響します。
湿疹は、毛穴に皮脂が溜まることで発生します。
これはニキビと同じ原理です。
赤ちゃんは、人間の成長の過程の中でも
かなり成長が早い時期なので、基礎代謝がとても高いです。
なので、汗の量も多くなり、皮脂もそれだけ多く分泌します。
母乳に関してですが、
お母さんが食べるものがそのままお母さんの母乳に影響します。
甘いもの、例えばお菓子を食べ過ぎたりすると、母乳に含まれる
脂も多くなり、赤ちゃんも脂を多く摂取することになります。
ただでさえ皮脂の分泌が多いのに、必要以上に脂を摂ることで
毛穴が詰まりやすくなり、湿疹ができるということです。
母乳に関しては、乳製品なども影響します。
飲食するものの中にアレルギー物質を多く含んでいれば、
赤ちゃんがアレルギー体質だった場合に、湿疹がひどくなります。
食べ物はなるべく野菜中心で、脂の多いものは控えましょう。
その他の原因としては、
脂を多く分泌させ、毛穴をつまらせやすくするもの、
例えばホルモンの影響です。
これにより皮脂の分泌量が増えたり減ったりします。
皮膚が強くなれば湿疹は治りますが、その皮膚の強化が
早くなったり遅くなったりもホルモンで決まります。
いつまで続くのか?
乳児湿疹は、通常であれば1歳になるまでに完治します。
成長がある程度落ち着き、代謝がそこまで活発でなくなるからです。
皮膚も強くなり乳児湿疹の多くは、この時期までに完治します。
過剰に汗や皮脂が出てきたなと思ったら
軽くお湯で洗い流すようにしてあげましょう。
特効薬はあるか?
基本的に、薬は使わずに、自然治癒で治せますが、
症状がひどくなるような場合、例えばかゆみが酷くて、
赤ちゃんがかきむしったりするのを防ぐ意味で
「ステロイド」の軟膏が処方されることが多いです。
ひどくならないようにするための薬なので、それを使ったら
すぐに症状は改善します。しかし、薬を減らしたり
使うのをやめてしまうとまた症状がぶり返します。
できることといえば、赤ちゃんにとって過ごしやすい環境を作ること、
汗をかきにくい服装にすること、赤ちゃんの爪が伸びていれば
切ってあげること(かきむしらないように)です。
薬を使うのはすぐに完治させるためではなく、
症状をこれ以上ひどくさせないようにしながら
自然治癒を待つためですので、薬が効かないからといって
使用をやめたり、薬の量を過剰に増やすのはやめましょう。
まとめ
明らかに手に余る、出来る限りの対処をしてもひどくなり続ける
などといった場合は迷わず病院に連れて行ってあげてください。
オススメは小児科か皮膚科ですが、考えるのが面倒であれば
総合病院がいいでしょう。
乳児の扱いに慣れているのは小児科なので、近くに小児科があれば
そこが一番オススメです。