契約の内容や個人情報の取り扱いについて詳細に書かれている
利用規約や誓約書。
章分けされていたり、
分厚い冊子になっている場合もあります。
インターネットや何かしらの契約を交わしたことがある方なら
「利用規約に同意するにチェックを入れてください」
と言う表現を何度か目にしたことがあるはずです。
この長い長い利用規約、なぜ長いのか、読まなかったらどうなるのか?
見ていきましょう。
利用規約を長くする理由
いくつか考えられますが、
それだけ伝えるべき重要なことが多いと言ってしまえばそれまでですが、
それだけであれば、その中でも最も重要なことをもっと分かりやすく
簡潔にまとめて口頭で説明したり、数行でまとめることも出来るはず。
「これを犯せば法律で裁かれる」などといった最重要なことは分かりやすく
みんなの目に付きやすいところに表示すべきです。
以下に、規約を長くすることで相手に与えることが出来る
会社側のメリットを調べてみました。
- 規約が長いと威圧感を与えることができ、重要な契約なんだと客に実感させることができる
- しっかりしている会社なんだと安心感を与えられる
- 沢山書いておくことで、リスクを軽減できる
結局、読まなきゃいけないの?
規約は基本的に読まなければならないものなのですが、
多くの人が最初からじっくり読んだりはしていません。
読んでいない人のほうが多いと言う調査結果もあります。
読んでいる場合、読んでいない場合に関わらず、規約には従わなければなりません。
「ホントはこんなことが書かれていたんだ!」と後から分かっても、
規約には従わざるを得ません。
しかし、規約の内容によっては、消費者側が圧倒的に不利な
立ち位置にさらされる場合もあるので、
そういった場合は、法律でその規約は無効になる場合があります。
「規約を読まなかった」と言うこと自体で罰を受けることもありません。
なので、神経質になって規約を隅から隅まで読もうと思うことは無いでしょう。
あまりにも理不尽な賠償を求められた場合は、弁護士相談するのも一つの手です。