季節を問わず、夜、布団に入ってしばらくすると、
手や足が異常に熱を持って眠れなくなることがありませんか?
男女問わずこの症状は現れます。
原因は、「冷え性」です。
「熱くなるのに冷え性なのか?」
と思われるかもしれません。
実はこれ、冷え性が結構進んでいる人に現れる症状なんです。
この症状、「隠れ冷え性」や「戻り冷え性」などと呼ばれているもので、
以下のようにして手足が熱くなります。
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[手足の冷えすぎによるもの]
手足が冷えすぎると、その部分に熱を持たせようと、脳が働きかけ
血液を集中させます。
手や足には毛細血管が多いので、詰まりやすく、冷えやすいからです。
[自律神経失調症]
ストレスが溜まると血圧や心拍数のコントロールが困難になり
症状が出始めます
[更年期障害]
女性ホルモンの乱れによって自律神経失調症の場合と
同様に、症状が現れます。
【解消法】
「熱くなったら冷やせばいい」と思われるかもしれませんが、
これはやってはいけません。
冷やさないと眠れないという心情は分かりますが、
脳の言い分としては、「冷えているから熱くしている」のです。
よって、冷えている原因を取り除く、または和らげる必要があります。
血流をよくする方法は以下です。
- マッサージなどで手や足をほぐす
- 半身浴
- 筋力トレーニングで代謝を上げる
- 漢方薬の使用
- 血液をサラサラにするDHAを摂る → 関連記事
- 日ごろからストレッチで血流を良くしておく
また、人間は、体温が下がり始めると眠たくなります。
そこで、体温を下げるために、比較的冷えやすい手や足に血液を集め、
効率よく体温を下げようとします。
なので「やっぱり冷やしたほうがいいんじゃないの」と思われるかもしれませんが、
冷水で冷やしすぎると、その刺激で交感神経が活発になり、
余計に眠れなくなってしまいます。
この場合の対処としては、扇風機で軽く風を当てるなどの方法がオススメです。
冷え性を根本から解消するのは難しいですが、
「筋肉量が多い人は冷え性になりにくい」ということも分かっています。
女性は男性よりも筋肉量が少ないので冷え性になりやすいです。
なので、筋力トレーニングで筋肉を増やし、 解消する方法もあります。
ボディービルダーのようになる必要はありませんが、
ある程度筋肉はあったほうが、日常生活でも疲れにくくなりますし、
筋肉が勝手にカロリーを消費してくれるので、太りにくい体質にもなります。