- どういった症状なのか?
- 潜伏期間
- 治療法
- どのように感染するか?
- 予防法
についてみていきます。
【マイコプラズマ肺炎とは?】
マイコプラズマという微生物によって引き起こされる呼吸器系の感染症です。
マイコプラズマとは、真正細菌(しんせいさいきん)と呼ばれ、
人間などの脊椎動物に感染する細菌です。
4年おきに大流行することから、
「オリンピック病」とも呼ばれてることもあります。
【潜伏期間と症状は?】
感染してから発症までの潜伏期間は、おおよそ2~3週間ほどです。
この期間を過ぎると症状が出始めます。
初期の症状としては、風邪に似たようなもの、
疲労感、のどの痛み、乾いたせき、発熱などで、
診断で間違われることもあります。
また、夜間に集中的に症状が出る場合が多いです。
【肺炎との違い】
肺炎の場合は、肺炎球菌という細菌が原因であるので、
肺炎と区別して、非定型肺炎などと呼ばれています。
【マイコプラズマ肺炎の治療法】
マイコプラズマ肺炎は比較的症状が軽い場合が多いので、
多くの場合は自然治癒によって回復を計ります。
発熱のため汗をかくので、水分補給をしっかり行い安静にしていれば
症状は和らいできて、完治を望めます。
医師に診てもらった場合は、医師の処方した薬のみを使用しましょう。
これは、マイコプラズマの薬剤の耐性率が年々上昇してきており、
現在使用されている薬が効果を発揮しなくなることが考えられている
からです。
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【感染経路は?】
感染経路は主に2つ
- 飛沫感染(ひまつかんせん)
- 接触感染(せっしょくかんせん)または直接感染(ちょくせつかんせん)
です。
飛沫感染とは空気中に浮遊している細菌による感染で、
接触感染は病原菌の付着した物体表面を介して感染するものです。
学校や、家庭、会社など、小さな閉じられた空間で
集団で感染することが多いです。
【予防法】
マイコプラズマ肺炎特有の予防法はありません。
基本的には風邪やインフルエンザと同様に、手洗い、うがい
をしっかり行いましょう。
それにプラスして、飛沫感染、接触感染などを考慮し、
なるべく集団の中に長居しない、他人との濃厚な接触を避ける。
などを意識すればよいでしょう。