今回は、糖質制限を行うことで得られる効果についてまとめてみました。
よく言われているものは以下のようなものです。
・沢山食べても太らない、運動なしで体重が減る
・脂肪が燃えやすい体になる
・血液がさらさらになる
・若返る
・糖尿病が完治する(Ⅱ型のみ)
・精神が落ち着く
・体に活力が戻り、鬱の改善になる
・免疫力の向上
・生活習慣病の予防
・虫歯になりにくくなる(歯周病予防)
などです。
いろいろな利点がありますね。
後々紹介するものもいくつか含まれていますので、今回は以下のものに
注目してみていきましょう。
・沢山食べても太らない、運動なしで体重が減る
・脂肪が燃えやすい体になる
・血液がさらさらになる
・若返る
・免疫力の向上
沢山食べても太らない、運動なしで体重が減る
簡単にこの原理を説明します。
実は、糖分は外から入れなくても肝臓で勝手に作られます。
これを「新糖生」といいます。
新糖生には多くのカロリーが必要になるため、
糖質制限をすると勝手にカロリーが消費される
代謝のいい体になります。
これは常時行われるので、常に太りにくい体質を
キープできるようになります。
脂肪が燃えやすい体になる
なぜ、糖質を抜くと脂肪が燃えやすくなるのか?
人間の体は、脂肪を溜め込みやすいように出来ています。
しかし、現代のように炭水化物を多く摂っていると、脂肪よりも
先に糖分を消費しないと、脂肪が燃えない体になっているのです。
なので糖質を控えると、脂肪が燃焼されやすい体になり、
効率よく脂肪を落とすことが出来るようになるのです
糖分を摂ると、血糖値が上昇するため、すい臓がインスリンを出し、
血糖値を下げようとします。
そうすると血糖はエネルギーになります。
その後肝臓が血糖を「グリコーゲン」というものに変化させ、体内に蓄えます。
ここで使い切れなかった血糖が*インスリンによって「脂肪」
になるのです。脂肪の原因の大半は、「脂質」ではなく糖質だったわけです。
(*ゆえにインスリンは「肥満ホルモン」とも呼ばれています。)
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血液がさらさらになる
湿った飴玉や水あめを触ると分かりますが、とてもネバネバしています。
あれは糖質によるものです。
血管内でも同じような現象が起きています。
三大栄養素の中でも、血糖値を上げるのは糖質だけです。
よって糖質を制限することで、血液はさらさらになります。
よく間違えられるのは、脂質を多く摂ると血液がべたつくという考え方ですが、
それは誤りです。後述しますが、糖と脂質を同時に沢山摂ることが原因なのです。
若返る
糖質を抜いて血液がサラサラになれば、血管への負担やインスリンを分泌している
すい臓への負担が軽減し、体が楽になります。
そして何よりも、糖質は、老化を促す活性酸素を生み出し、
さらにはコラーゲンまでも破壊してしまうので、老化が加速します。
見た目以上に老けて見られるようになるのです。
免疫力の向上
糖質の多い食事は、消化器官をあまり働かせなくても消化できてしまいます
しかし、糖質制限により、消化に時間のかかるものを食べるようになるため、
消化器官、特に腸の活動が活発になります。
これにより腸が鍛えられます。
免疫細胞の約70%は腸で作られているので、免疫力の増強にもいいというわけです。
また、血糖値が上がってしまうと、体にかかる負担が大きくなってしまうため、
怪我を治す余裕がなくなってしまい、自然治癒力が低下することもあります。