くも膜下出血は突然死の一因としても知られています。
「突然死」ですから、何の前兆もなく死にいたる
病気と思われがちですが、
くも膜下出血にはいくつかの前兆、症状があります。
【今まで経験したことの無い痛み】
未経験な痛みが頭に発生するのですが、多くの人が
「バットで殴られたような痛み」
があったといいます。
このような痛みは「警告頭痛(けいこくずつう)」と言う名称がつくほど
有名なものです。
これは、動脈瘤から出血があったり、
動脈瘤が神経を圧迫したりして、痛みが発生するものです。
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【血圧の乱れ】
くも膜下出血は、発症する数日前から血圧の触れ幅が急に大きくなります。
急に高血圧になったり、低血圧になったりする傾向があります。
【めまい、吐き気】
この症状だけでは、くも膜下出血かどうかは判断するのは難しいですが、
上記のような症状と併発した場合は疑ってかかって間違いないです。
【うなじが凝り固まる】
これは、骨髄髄膜が刺激され、硬直している状態です。
能動脈奇形の患者などにもよく見られます。
【なりやすい人】
70,80歳代の高齢者に多いと思われがちですが、
それよりも若い年代で発症率が高いです。
40歳以上での発症が目立ちます。
男女で大きな差があるものではありません。(男100人:女126人の比率)
中年以降になると誰でも発症する可能性は高いです。
また、動脈瘤が出来るのは、遺伝による影響が大きいので、
家族にそういった人がいないか確認しましょう。
遺伝による場合は、この病気にかからないよう意識し、
体調管理をしっかり行いましょう。
事前の予防をしていれば十分に回避が可能です
【見逃さないために行うこと】
中年以降であれば誰でも発症するということなので、
年齢をまず気にしておきましょう。
そして「いつもと違う激しい頭痛」+「体の不調」
そういったものを軽視せず、遠慮なく病院で見てもらうことです。
それらを考慮したうえで「生活習慣病」のような病気を持っていると
発症率が高くなります。
そこに遺伝の要素を考慮すれば、
かなりの高確率でくも膜下出血の可能があります。
くも膜下出血の前兆は本当に直前に起こります。
前兆から手術までの時間が生死を分けます。
以上のような症状がみられた場合は何も考えず救急車を呼びましょう。
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