くも膜下出血 原因 後遺症 について
発症すれば高い確率で死亡するか、意識不明になってしまうほど恐ろしい病気
「くも膜下出血」
手術しても再発の可能性もあり、突然死の一因でもあると言われています。
いまから、
- くも膜下出血の原因とメカニズム
- 後遺症
についてみていきます。
【くも膜下出血の原因とメカニズム】
脳を守る役割のあるものとして、外から「頭蓋骨」「硬膜」「くも膜」「軟膜」
の順で脳を保護しています。
くも膜下出血は、脳を包んでいる「くも膜」の下の「軟膜」と呼ばれる
膜で囲まれた空間にある「栄養血管」が破裂し、その空間を満たしている
「脳脊髄液」と混ざり合うことで発症します。
原因には「外傷によるもの」「内部要因」がありますが、
内部要因のほうに注目してみていきます。
多くの場合、血管にコブ(動脈瘤)ができ、そこが破裂し、
発症する場合が多いです。
その動脈瘤ができる原因はまだ特定されていません。
破裂する原因ですが、動脈瘤を持つ人が、心拍数が上がるような行動
たとえば、「激しい運動」「怒りや興奮」などが有力です。
動脈瘤を持つこと自体は珍しいことではないのですが、
恐ろしいのは 動脈瘤が破裂することで、
破裂する人は年間1%前後といわれています
ちなみに、動脈瘤を持つ人は全人口の2~3%と言われています。
【後遺症】
脳を圧迫することで、片麻痺による運動障害などが出ることがあります。
そのほかには、筋肉の動きが悪くなることで、勝つぜ津が悪くなったり、
発声がうまくいかず、コミュニケーションにも支障が出ます。
のどにもうまく力が入れられず、異物が肺に入りやすくなり、
肺炎などを起こす危険もあります。
くも膜下出血により脳がおかされると、
行動や感情に抑制がきかなくなり、集中力や注意力に影響が出ます。
人間関係や日常生活に大きな支障が出てしまうことにもなります。
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