大勢の前で話したり、目上の人と会話するときなどに極度に緊張して、言いたいことが言えなかったり、他の人から見たらなんてことない場面で必要以上に緊張して、嫌な思いをしたことはありますか?
今回は、人の目が気になる心理と克服法について提案させていただきます。
なぜ、人の目を気にするのか?
あなたが緊張しやすい性格だったとしたら、それはいつ頃始まったものでしょうか?
たいていは、自分の意見を言った時、まわりからきつく言われたり、いじめや暴力を振るわれた経験が元になっているのではないでしょうか?
それは、自分の価値観を否定された時、つまり、自分で「いい」「悪い」を判断し、行動した結果、その行動を否定された経験です。
その否定により、他の人の価値観が強く自分の中に残っており、それが元で人前に出て発言したり、大勢の前でただ立っているだけで罪悪感を感じたりします。
自分は正しくないんじゃないか?
と、自分を疑うようになるわけです。
結果、自分の一挙手一投足が気になり始め、
ファッションにも外見にも異常なまでに完璧を求めるようになります。
人前で緊張するのは、「理想の自分を演じなければならない!」
と強く思ってしまい、必要以上に体に力が入ってしまうことが原因です。
意識しなくとも、体が勝手に緊張してしまいます。
それでは、どのようにしてこのような状態から抜け出せるようになるのか?
具体的な解消法を見て行きましょう。
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克服するには?
まず、気づかないといけないのが、
「緊張している今の自分は、誰よりも自分に興味を持ちすぎている」
ということです。
周りのことがわからなくなるくらいに自分しか見えていない状態です。
ある意味、周りのことなんか気にしていないとも言えるでしょう。
そのくらい自分しか見えていないのです。
この状態を、簡単な心理学のテクニックを使って改善する方法をご紹介します。
まず、自分が緊張するような場面に立っていることを想像してください。
・大勢の前でのスピーチ、
・仕事場でなんとなく人から見られているような感じ
・美容室の椅子の上
なんでもいいです。
そしてそんな自分を斜め上から見ている自分を想像するようにしてください。
自分が部屋に立っているのなら、エアコンの辺りから自分を見ているように
想像します。
これはなにかというと、人の目を気にしたり、緊張しているときは、
いつもより強く自分自身の中から外の世界を見ている状態なので、
強制的に、外の世界から自分がどう見えているのかを意識する訓練です。
これをすることでどうなるか?
視野が広くなり、否定的な感情から開放されやすくなります。
感情のコントロールが簡単になるということです。
一点集中で物事を見なくなり、自在に感情を扱えるようになります。
主に状況を変えたいとき、嫌なことが続いた時にも有効です。
「それしかない!」という思考から脱出したいときにおすすめなテクニックです。
簡単な事ですが、これを繰り返していると、本当にいろんな打開策が見えてきます。