何もしていないのに、急に鼻血が出て驚いた!
という方はいませんか?
鼻血が出る原因としては様々ありますが、
今回は、白血病としての鼻血について
・白血病かどうか調べる方法
・白血病の治療法
などを考えていきます。
白血病は、子供やご年配の方に多く症例が見られる病気です。
子供や年配の方は特に注意しましょう。
白血病かどうか調べる方法
鼻血は、高血圧によって発生することがありますが、
白血病でも発生します。
白血病の場合はどのようなメカニズムで発症するのでしょうか?
白血病は、簡単に言えば、血液の癌です。
白血球、赤血球、血小板などは骨髄という骨の中で作られるのですが、
何らかの原因でこの三つの成分に異常が起きてしまう場合があります。
ここで、止血作用のある「血小板」に異変が起き、正常に止血が
出来なくなった場合と、血小板の数が減ってしまった場合に
出血が起こりやすくなります。
さらに先ほど言及した、高血圧も関係してくる場合があります。
ここで、高血圧でないにも関わらず、
あまりにも頻繁に出血が起こるようであれば病院を受診してください。
そこで骨髄の検査をし、白血球、赤血球、血小板に
異常がないか検査を行います。
鼻血以外の症例としては次のようなものがあります。
赤血球の異常による症状は以下です。
・倦怠感
・息切れ
いずれも酸素を運ぶ赤血球の以上による症状です
また、白血球に異常が出るため、免疫力が落ち
病気にかかりやすくなったような気がした場合も受診の必要があります。
この場合は感染症が多いようです。
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白血病の治療法
白血病は放っておくと死にいたる病気です。
適切な治療が必要となります。
具体的には、血液の癌なので、抗がん剤による治療が
行われます。これにより異常な白血球を退治します。
または寛解導入療法という方法が用いられます。
これも抗がん剤による治療で、白血球の数を
大幅に減らします(5%未満)
そうすることで寛解状態にします。
寛解(かんかい)状態とは症状を落ち着かせ、
体を安定した状態にすることを言います。
(*完全に治った状態のことではありません)
しかし、白血球の減少により、免疫力が低下し、
貧血や、脱毛、嘔吐などの副作用も発生することがあります。
菌による感染症も考えられるためこの治療を行うときは、
同時に抗菌剤なども使用します。
異常な白血球が残っているとまずいので、寛解導入療法の後にも
別の抗がん剤を投与し白血球を根絶させます。
それにより
血液中の白血球、赤血球、血小板の機能が回復してきます。
そういった治療を一定期間行うことで、多くの方は完全寛解状態
になります(完全寛解状態=血球数が正常になること)。
この完全寛解状態が約5年以上続けば完治したとみなされます。
白血病は完治する病気なのです。
余談
白血病の原因については、現段階ではまだ不明のようです。
ただし、放射能を浴びたことによる発症は確認されています。