花粉症などのアレルギーに悩まされている人は多いと思います。
もちろん一番の原因は花粉の侵入なのですが、原因は
それだけではなくて、「口呼吸」も関係しています。
口呼吸による免疫バランス崩壊
口で呼吸することがそんなにいけないことなのか?
と思われるかもしれません。
花粉症などのアレルギー反応で口でしか呼吸が出来ない方も
いらっしゃるかと思います。
いまから、口で呼吸することで起こるデメリット、体への影響を
見ていきましょう。
実は、口で呼吸を続けていると免疫力が低下します。
乾いた空気やウイルス、ばい菌などが、直接、のどの奥の
「扁桃腺」というところを刺激します。
扁桃腺では「白血球」を作っているので、そこが汚染されることで
体全体の免疫力が低下、崩壊し、いたるところで不調が発生します。
その不調の一つが「花粉症」に代表されるアレルギー反応です。
免疫が異常に働いたり、働かなかったりすると症状が現れます。
鼻呼吸がいい理由
口で呼吸することがいいことではないなら、残る手段は鼻だけ。
では、鼻呼吸にはどういったメリットがあるのでしょうか?
まず、乾いた空気が入ってきてもその空気に湿度を持たせることができ、
のどが乾燥しなくなります。
次に、ほこりやウイルス、ばい菌の大部分をフィルターでカットします。
それらにより扁桃腺への刺激が少なくなります。
鼻は天然の空気清浄機のような役割を果たしています。
口よりも呼吸に特化した気管だといえます。
鼻で呼吸をすることにより、病気のリスクは激減するのです。
花粉症で鼻が通らないという方は、早めに病院に行って
薬を処方してもらい、通りを良くしておく必要があります。
乾燥した季節では、口呼吸により朝起きてのどが腫れていた経験が
あるかと思いますが、あれはかなり危険な状態です。
鼻呼吸 を習慣にするために
常に意識して、唇は閉じて鼻で呼吸をするよう心がけましょう。
それだけで体の不調が治ったり、免疫力が向上します。
また、口で呼吸する人の中には物をかむときに、
左右どちらかだけを使って噛んだり、横向きになって寝たり
る方が多いようです。
日ごろから左右どちらもバランスよく使って噛み、
なるべく仰向けになって眠るようにしましょう。