「さっきまで元気だったのに突然…」
とても怖い突然死の一番の原因である心筋梗塞。
そんな心筋梗塞にも前兆があるようです。
ここでは
心筋梗塞の前兆
心筋梗塞の原因
気をつける年齢
心筋梗塞の予防法
を見ていきましょう。
【心筋梗塞の前兆】
心筋梗塞は、心臓に通っている動脈が閉塞などにより、
血液の流量が下がることで、栄養が届かなくなり、
心筋が壊死してしまった状態となり、死に至る病気です。
その昔、テレビでも特集が組まれていましたが、
心筋梗塞の前兆の一つに「左肩の痛み」(または左肩のこり)というものがあります。
なぜ左肩なのか?
これは「放散痛」と呼ばれるもので、実際に痛むべき場所が痛まず、
違う場所が痛むことを言います。
この場合は、心臓のどこかが痛むべきであるのに、
間違って左肩が痛んでしまっているのです。
「痛い」と言う感覚は、神経を伝い、脳に到達することで
初めて「痛い」と感じます。
心臓が脳にこの痛みを伝える際に、左肩のほうにも神経が通ってしまっているので、
脳が「痛い」を伝えるときに左肩にも信号が流れてしまうのです。
心臓からの神経の伝達経路は左肩からのものと同じなので、
左肩だけに痛みが出やすいのです。
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【心筋梗塞の原因は?気をつける年齢】
心筋梗塞を引き起こすものは心臓の血管、動脈が詰まること。
つまりは動脈硬化が原因です。
動脈が硬くなってしまう要因、それは「加齢」が主なのですが、
その加齢を加速させてしまうもの、
例えば「生活習慣」「喫煙」「運動不足」「不摂生」などです。
油の多い食事ばかりとったり、長期にわたる喫煙、
または受動喫煙などの生活習慣の乱れ。
それによる生活習慣病、
糖尿病や高脂血症などが引き金となるケースがあります。
また、痩せ型の人でも、ストレスを多く受ける環境にいたりすると、
血管の収縮が起こり、心筋梗塞となる危険性があります。
気をつける年齢
心筋梗塞に気をつけるのに、早すぎることはありません。
発症するのは、早い人で30歳代半ばから、それからどんどん
発症率は上がっていきます。
おおよそ50~60歳代でピークになるということです。
また、女性よりも男性のほうが多い傾向にあります。
【予防法は?】
先ほどの心筋梗塞の原因の改善です
「生活習慣」「喫煙」「運動不足」「不摂生」「ストレス」など
つまり、動脈硬化を起こさせなければ、心筋梗塞は予防できます。
アンチエイジングを意識した生活を心がけるようにしましょう。
具体的には
- 老化の原因になる活性酸素を減らす食事、ビタミン、ミネラルなどをたくさん摂る。
- 運動で肥満解消
- ストレスの発散(運動)
- 規則正しい生活リズム(生活習慣)
- 酒、タバコを控える
- 定期健診に行く
などです。 (関連記事:では右肩が痛い場合は?)