ノロウイルス 何日で外出できるか 長引く場合 について
ノロウイルスに感染したあと、症状がなくなったからといって、
すぐに外出していいということはありません。
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【外出できるようになるまでは?】
ノロウイルスの感染により引き起こされる症状は、
通常2~3日の短期間でおさまるとされています。
しかし、それは、激しい嘔吐、下痢などの症状が治まっただけで、
体内にはまだ沢山のノロウイルスが潜んでいる可能性があります。
症状が治っても、平均で2~3週間はウイルスが
体内に残っていると言われています。
ノロウイルスは牡蠣(カキ)などの貝類から感染することもありますが、
感染した人の排便や嘔吐物などが乾燥したものから飛沫し、
ほかの人に経口感染するものでもあります。
なので、症状が治まったというだけで外出しようとするのは
感染の可能性を残したままになるので危険です。
どうしても仕方が無く復帰をする場合には、排便時の手洗いなどをしっかりする
などの対策が必要です。
なので、少なくとも、症状が治まってから10日ほど外出を控えるのが
理想でしょうが、そうも行かない人も多いことと思います。
なるべく、きちんと完治してから外出するようにしましょう。
【症状が長引く場合は】
ノロウイルスには有効な抗ウイルス剤はなく、通常、対症療法が行われます。
それにより、症状が治まるのを待つのですが、症状が長引く場合があります。
その原因として考えられるのが、
ノロウイルス以外の感染性胃腸炎の症状である場合です。
ノロウイルスの流行するシーズンだとしても、診断で分かるのは
あくまで「推定」です。
ノロウイルス以外の感染性胃腸炎だったとしても、
その類のウイルス性の胃腸炎には特効薬はありませんので、
その場合も対症療法になります。
長続きする症状に対しても、対処法は同じで、
嘔吐物や排便は、乾く前に処理し、
菌を外に出す行為である排便は我慢しないようにしましょう。
下痢止め薬の使用はオススメできません。
嘔吐物よりも下痢に含まれているウイルスのほうが圧倒的に多いからです。
その際、脱水症状を起こしやすくなりますので、絶えず水分補給は行いましょう。
水よりも浸透率の高いスポーツ飲料などがオススメです。
ただし、糖分の摂り過ぎには気をつけて、たまには水も飲みましょう。
ノロウイルスに感染している人は、
外出はもちろん、調理も控えてください。
家庭内や職場での集団感染の恐れがあります。