何らかの原因で、血中の酸素濃度が低下してしまい、
顔や唇などの皮膚や粘膜が紫色になるチアノーゼ。
いまから、赤ちゃんに症状が現れた場合の原因、対処法についてみていきます。
その前に、あまりにも症状がひどい場合は、迷わず
今すぐにでも病院に連れて行ってあげてください。
小児科内科か総合病院が一番いいでしょう。
以下、原因と対処法についてです。
原因
主なものは、
呼吸器や循環器の不調によるもの
酸素を運び終わった血液は肺(呼吸器)に送られ、
酸素を補給したあと全身に送られますが、
肺の調子が悪いと、血液が酸素をうまく補給できない場合があります。
それから、血管(循環器)の異常により、
全身に血液を回せなくなっているという場合です。
また、心臓の鼓動が不正(一定でない)であったばあいは、
心臓病(心疾患)の可能性がありますので、心臓の専門家に相談しましょう。
手っ取り早いのは総合病院に行くことです。
寒い場所や水の中に長時間いた場合にチアノーゼが発生するのも、
血液の循環が悪くなっただけで、
それ自体は正常な反応なので問題はありませんが、
経過を見て長続きするようでしたら、
やはり病院で見てもらったほうがいいでしょう。
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対処法
赤ちゃんの場合は以下のことをチェックしましょう。
チアノーゼが起こったときに
・たまに無呼吸になる
数秒程度ならいいですが、頻繁に、長時間続くようであれば
病院を受診してください。
・母乳を飲んで息が止まった場合と、食道ではなく気管に入った場合
母乳を飲んで息が止まったときは、
異物が気管に入った可能性があります。
可能であれば取り出し、困難であれば病院へ。
余談
赤血球の中に含まれているヘモグロビン
その中には
・酸素が結合している酸化ヘモグロビン
・酸素の結合してない還元ヘモグロビン
の二種類があります。
チアノーゼは、還元ヘモグロビンの増加によって起こります。
また、貧血の人にはチアノーゼは現れにくいということです。