「彼岸花」や「暑さ寒さも彼岸まで」
という言葉にあるように「彼岸」という言葉を
耳にしたことがある人は多いと思います。
しかし、具体的に何をする日なのか、彼岸っていつ?
という問いにはなかなか答えられない人が多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、
- 彼岸とは何か?
- いつ行うの?
- 彼岸の反対はなに?
- 春と秋の彼岸の違い
についてみていきます。
「彼岸って何?いつ行うの?」
まず、彼岸とはいつ行われるのか?について
これは、年に約2週間あります。
最初の1週間は3月の春分の日の前後約3日間 (春の彼岸)
次の1週間は9月の秋分の日の前後約3日間 (秋の彼岸)
の計14日間です。
ちなみに、彼岸の初日を「彼岸の入り」
彼岸の最終日を「彼岸の明け」と言います。
また、「春分の日」と「秋分の日」というのは、
昼夜の長さが同じです。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉はここから来ています。
彼岸を過ぎれば涼しくなる、また、
彼岸を過ぎれば暖かくなるということです。
どういった行事なのか?
この期間中にある行事が行われます。
その一つが「彼岸会(ひがんえ)」というもの。
これは、お寺で行われる法要(ほうよう)と呼ばれるものです。
法要とは、仏教の行事のことで、読経や説法などがそれに当たります。
檀家(だんか)と呼ばれる、そのお寺にお墓をもち、
お布施(ふせ)でお寺を支えている人たちが、主にお寺で説法を聞いたり、
祖先の墓参り、墓の掃除などをします。
お団子や牡丹餅(ぼたもち)を作って仏前に供えたりもします。
つまるところ、祖先、故人をしのぶ行事です。
祖先の墓を拝む 数少ない機会ですので、
丁寧に、しっかりと掃除や供養はしたいですね。
「彼岸の反対は?」
「彼岸」とは、仏教用語で「向こう岸」という意味です。
その反対、皆さんが生きている現世のことを「此岸(しがん)」
といいます。
「春の彼岸」と「秋の彼岸の違いは?」
両方とも、祖先の供養、故人をしのぶ
という意味ではまったく同様の行事内容です。
違いを挙げるならば、それは「餅」です。
春は「牡丹餅(ぼたもち)」
秋は「御萩(おはぎ)」
をそれぞれ食べます。
大きさやあんの違いが大きいです。
牡丹餅 → こしあん
御萩 → つぶあん
そこまで神経質にならなくてもいいかもしれませんね。
余談
ちなみに、 仏様が家に帰ってくるのはお盆です。
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