尿に血が混じって排出される「血尿」
主に赤血球の色が溶け込み、
こげ茶色または真っ赤な色になり、経験のある方は驚かれたかもしれません。
今回は、男女で考えられる原因の違いと、
どういった病気の前兆なのかを見ていきます。
血尿の原因はなにか?
原因は、尿が通る道または尿が作られる場所にあります。
腎臓、尿管、膀胱、尿道ですね。
原因としては、これらの場所に悪性腫瘍(がん)があったり、
結石により尿道などが傷ついている場合
膀胱に炎症が起こっていることなどが考えられます。
このような病気の前兆として血尿が出てきます。
これらに異常が見つかった場合、診察時に飲酒、喫煙の有無を問われます。
原因がわかれば、その後は医師の指示に従ってください。
また、原因不明の場合もあります。
6年前、知り合いが血尿が出たと言ってきたので、病院に連れて行ったところ、
検査ではどこも異常はないが、血だけ出ている。
ということでした。
その知り合いは5日ほどの経過観察で血尿は止まったといいます。
今も元気に、なんの異常もなく暮らしています。
また、顕微鏡血尿というものがあります。
これは、一見ふつうの尿に見えても、検査したら
通常以上の赤血球が検出されるような場合を言います。
健康診断や人間ドックで指摘されるのは大抵このタイプです。
目に見える場合に比べ、命に関わる病気の前兆であることはほとんどなく、
放置しておいても問題ない場合が大半です。
ですが、指摘されたらきちんと検診には行ってください。
万が一の場合があります。
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男女での違い
男性の血尿の原因
上記の物に加えて、男性では、前立腺肥大症による血尿があります。
しかし前立腺肥大症自体が血尿の原因になることはほとんどなく、
あくまで血尿の原因の一つになっているということです。
女性の血尿
血尿は、比較的女性に多い症状です。
原因は膀胱炎である場合が多いです。
前立腺肥大症以外は男性と同じ原因で起こります。
前兆としては
がんの場合もありますので、血尿が出たらすぐに泌尿器科を受診してください。
発見が早ければ早いほど、がんは完治する可能性が高くなりますので。
余談
大量に、勢い良く血尿が出ると、出血多量や貧血になると思われるかもしれませんが、
血尿に含まれている血液は極々少量なので、気にすることはないそうです。