今回は、前回触れなかった効果と、
考えられるデメリットについてみていきましょう。
メリット
・生活習慣病の予防
・糖尿病が完治する(Ⅱ型のみ)
・精神が落ち着く
・体に活力が戻り、鬱の改善になる
・虫歯になりにくくなる(歯周病予防)
生活習慣病の予防
生活習慣病の代名詞といわれる「糖尿病」
糖質制限をすれば、たとえ親が糖尿病で、その体質を
受け継いでいたとしても、発症する確率を大幅に
引き下げることが可能になります。
糖尿病は、様々な 病気の誘引になっています。
例えば、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などです。
糖尿病が完治する(Ⅱ型のみ)
実は、Ⅱ型の糖尿病は完治します。
Ⅱ型というのは、インスリンの分泌は出来るけども、糖の摂りすぎで
インスリンの働きが悪くなる状態のことを言います
対してⅠ型は、生まれつき体内でインスリンを作れない状態のことです。
この場合、インスリン注射などの治療が必要になってきます。
これについては詳しくは後の記事で説明します。
精神が落ち着く
食前の血糖値と食後の血糖値で、その差が激しかったりすると
人は心理的に不安定になります。
体内ですい臓が大忙しで働いたり、血液のめぐりが早くなったり遅くなったりを
繰り返すので、正常な精神状態でいるのが難しくなります。
糖質を制限すれば血糖値の振れ幅も小さくなり、
穏やかな気持ちですごすことができるようになります。
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体に活力が戻り、鬱の改善になる
糖質を摂ると、自律神経が乱れるようになります。
交感神経、副交感神経のバランスが取れなくなり、不安定な
状態が続くことになります。
これが免疫力を落としてしまう原因でもあります。
これが続くとやる気を出すために必要な「ドーパミン」が分泌されにくくなります。
糖の摂りすぎで、やる気が続かなくなるのです。
鬱の原因としては、精神的なストレスが大半ですが、
食べ物も鬱を引き起こしかねないということを覚えておいてください。
糖質を制限すると、ドーパミンが正常に分泌されるようになり、
毎日を快活に過ごすことができるようになります。
鬱も完治とまではいかないまでも、
行動する意欲が前よりはわいてくるはずです。
それから、食欲がないときは、無理に食べる必要はありません。
消化の力も弱まっているので、精神的に辛くなる場合もあるからです。
そのときは一休みして、食欲が湧いてきたら
何か口にしてみましょう。
虫歯になりにくくなる(歯周病予防)
虫歯菌の好物は糖です。
よって、単純に糖質を含んだものを口にしなければ、
プラーク(歯垢)は増えません。
デメリット
今まで、白米やパンを主食にしてきた方にとって、
糖質制限はとてもストレスがかかる食事法になるでしょう。
いきなり3食白米抜きは普通に考えてもきついです。
それから本当に副作用的なものはないのか
と聞かれるとそうでもないとは言い切れません。
糖尿病を患っていた患者さんが、急激に糖質を
止めたら病状が悪化したというケースも耳にします。
始めるコツとしては、徐々に主食を抜いていく習慣をつけること、
それから適度な運動を心がけることです
運動をすれば、糖質は多少多めに摂っても問題はないからです。
運動によりブドウ糖を消費して、それから脂肪が燃えるようになるからです。
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