2014年4月から、日本の消費税は8%に値上げされます。
今まで105円だったものが108円になってしまいます。
さらに翌年の2015年10月には10%になります。
一気に10%にしないのは、家計への負担を考えてのこと
だそうです。
消費税はものを買ったとき(消費したとき)に払うことが義務付け
られている税金です。
どんな世代の人も平等に負担するので、国の財源として、かなり有
力なものとなっています。
この消費税の税率を上げることで、国は今までより多くのお金を調
達し、使うことができるようになります。
また、財務省によると、消費税による税収は
平成9年(1997年)から10兆円以上をキープしているので、
景気の良し悪しに左右されない財源だそうです。
では、なぜ消費税を上げなければならなくなったのでしょうか?
国がどういう活動に消費税を使っているのか見てみましょう。
消費税は主に「社会保障」というものに使われています。
社会保障とは以下のようなものです。
・生活がしにくくなる事態(病気、けが、老化)を解決する手助け
・医療や介護などのサービス
が主なものです。
二つとも高齢者の方が多く当てはまるかと思います。
で、現在の日本は高齢化社会であり、今後も高齢者の数は
増えていくと予想されます。
そうなると、必然的に社会保障に当てるお金がさらに必要になって
きますので、消費税の増税が行われるというわけです。
ほかの国の消費税はどうでしょうか?
日本は何を買っても5%(2014年1月現在)ですが、ヨーロッパでは
生活必需品に対しては税率を下げるところもあるそうです。
食料品などがそれにあたります。
そのほかいろんな国でいろんな税率のかけ方があります。
例
カナダ 付加価値税(日本で言う消費税)5% 一部食料品0%
イギリス 付加価値税20% 食料品0% 書籍・新聞0%
タイ 付加価値税7% 一部の食料品は非課税
などです。
単純に消費税率が高いから納税額が多いとはいえないようですね。
国民がせっかく納めた税金を自分のために好き勝手に使った政治家
もいますが、そんな大人になってはいけません。
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