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西部劇などで、ガンマンの後ろに転がってくる枯れ草を

回転草」=タンブルウィードといいます。

 

紙くずが転がっていたのではなく、きちんとした

名前のある草が転がっていたんですね。

 

その映像がこちらです。



日本では見ない光景ですね。

見ている分には楽しそうですが、

アメリカでは結構な厄介ものとして有名です。

 

動画でも分かりますが、

道路を埋め尽くして交通渋滞を起こしたり、

住宅の前にたまり、外に出られなくなったり、

様々な被害が報告されています。

 

乾燥しているので、燃えやすく、火災の危険も含んでいます。

 

また、回転草は風に吹かれて転がり続けるうちに、

とげだらけになり、触ると痛いです。

 

もともと、ユーラシア大陸の植物で、外来種として持ち込まれたそうで、

とても強い繁殖力を持っていて、その分布を広げて行ったようです。

 

回転草はタネを蒔くときに転がるそうで、

動画に出ていた草はみんな種を蒔いているということに

なります。

 

転がるたびにタネをまくので、繁殖力は

とても強いことが伺えます。

タネをまきなが移動するので、効率よく分布を広げ、

広範囲に被害をもたらします。

 

大きさは様々で、小型車くらいになることもあるようです。

 

常に転がっているのかと言うとそういうわけでもなく、

冬になると枯れて、茎から折れてそこから転がるようになる

ということです。

 

アメリカのような広大な土地を持つ国だから

あの程度の被害で済んでいますが、

日本で同じような現象が起これば、深刻な

交通渋滞や、外出の邪魔になるのは確実です。

 

こういった被害を防ぐための対策として、

回転草の「天敵の虫や菌」を使って草を減らす実験を行っていますが、

政府側がこれらの天敵を使用する許可を出しておらず、

被害は収まっていません。