Facebook にシェア
[`yahoo` not found]
[`evernote` not found]
LINEで送る

SPONSORED LINK

近年、問題になっているブラック企業

新入社員に対しての酷な対応が深刻になっています。

残業代の未払いはもちろん、過剰な勤務時間パワハラなど。

それにより自殺や過労死に追い込まれる若者が後を絶ちません。

 

運よくその会社を辞めることができたとしても、

短期間で会社を辞めるということは、その後の職歴にも

大きな影響を与えてしまい、その後の転職活動にも悪影響を

及ぼしかねません。

 

 

そんなブラック企業が生まれる背景には様々な要因がありますが、

ここでは、会社説明会などで、重役の方、または社長などの経営責任の

重い役職についている方と話す機会があった場合質問の仕方

ブラックかどうか見極める一つの手段をお伝えします。

 

 

古典を読んでいるかどうか質問する


簡単な質問です。


経済書はもちろんですが、そのほかに


  1. 古典を読んでいるか、または読んだことがあるか
  2. どういった感想を持ち、どのように経営に生かしているか

の2点です。


 

 

まず1の『古典を読んでいるか、または読んだことがあるか』


についてですが、なぜ経営者が古典を読む必要があるのかについて


考えてみましょう。


 

 

通常なら経済書や経営書のノウハウだけで事足りると思われますが、


事実はそうではありません。


この世に完璧な本などありません。あればみんな大企業になっています。


 

 

大昔に書かれた本は数知れずありますが、現代でも読み継がれているのは


ほんの一握りです。


他の古典は読まれなくなり、淘汰されていったのです。


 

 

では、現代でも生き残っている古典、例えば『孟子』『シェークスピア』


などにはどのようなことが書かれているのでしょうか?


 

 

今でも読み継がれている本には必ず生きていく上で必要な真理に近いこと


書かれているのです。


 

 

例えば『孟子』には、「先義後利(せんぎこうり)」という言葉があります。


これは「先に義を重んじた結果、利益が後からついてくる」という意味です。


これはそのまま仕事を行っていく上で必要になってくる考え方です。


お客さんに丁寧に接していなくてなぜ利益が出せるものか。


または社員に優しくなくて、なぜ利益が出せるものか。


というふうに解釈することも出来ます。


 

 

普通に読書をしていても、まず、古典を読もうという発想は生まれないでしょう。


経営者として、本を読むのは当たり前、であればその先に目を向けることが出来る


人こそが有能な経営者といえるでしょう。(例外もあるとは思いますが)


ノウハウ学ぶだけ学んでおいて、それが全てだと思い込んでいる人は、


必ず後で失敗をします。スキルだけを学んでおいて、「仕組み」は


後回しにしているからです。


 

 

その「仕組み」を効率よく、かつ深く学べるのが古典なのです。


有能な経営者の方はそのほとんどが古典を愛読書にされています。


有名な大企業の社長などはほとんど当てはまります。


大企業でなくても、必要な考え方なのです。


スポンサードリンク



以上が『古典を読んでいるか、または読んだことがあるか』


という質問をする理由です。


読んでいなければ、経営が行き詰まり、社員を使い捨てにでもしなければ


成り立たない会社になる確率が高くなるからです。


 

 

では2の『どういった感想を持ち、どのように経営に生かしているか』


ですが、これは読んだ本の内容を上手にアウトプットできているかどうかを


見るためのものです。


 

 

本を読むだけなら誰にでも出来ますが、その本を血肉に変えるには、


「インプット」→「保存」→「アウトプット」


の過程が欠かせないからです。


 

 

インプットと保存だけしていても実践で使えるスキルにはなりません。


上手にアウトプットできているか、そういった習慣が身についているか


それを判断する基準になります。


 

 

きちんとした経営者かどうかを見分けるという意味で、この二つの質問は


特に効果を発揮します。


この2つの質問にまったく興味を持たなかった場合は、


あまりその会社に固執する必要はないでしょう。


 

 

あなた自身も、古典に興味が出てきたら一度読んでみることをオススメします。